現実七変化

幸せを思う イラスト 阿閉真琴

人生は輪廻の果てにあるという

この人生は何度目かの再生

生命を終えた後の世界

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現実を見ていない…なんていうときも

何が現実なのか 知る人はいない

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現実的にいうなら

車は空を飛ばないなんて

笑えていた時代を超えてしまい

もうすぐ車は空を飛ぶ

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あえていうなら

お寺の銅製の鐘を鳴らしてみても

鐘から消防車のサイレンは鳴りはしない

かろうじて現実的というなら

そういう感じ

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ここにあるすべて

泡沫と陽炎

見えているかのように

ここにあるかのように

世界は動く二分の一の妄想

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心にかたちはない

きてしまったんだね

時間に待ったはない

きてしまったんだね

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ならば どう生きる?

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たとえば

一杯のコーヒー

なんて贅沢なこと

これをミラクルといわず

どう説明をすればいい

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この足と地面の先

地球の裏側

ブラジルからはるばる

コーヒー豆は届く

丁寧に焙煎される

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縄文時代の人々が

もしもね

そんなことを知ったなら

なんというでしょう

縄を編むことも

忘れてしまうかもしれない

でももしかすると

その頃の時代って

ぼくらの想像以上

摩訶不思議な文明なのだろうから

コーヒー輸入どころではなかったり

そう考えるとやっぱり

思考って

浅はかになりがちだ

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常識 非常識

ある ない

増える 減る

浄 不浄

あらゆることは

空の如し

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来世ではぼくは

着の身着のまま 持ち物もなく

南の国で顔に汚れをつけ

理不尽の意味さえも知らず

ただ一生 果実の栽培だけ

ただそれだけの人生だとしても

文句なんて言えない

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雲は雨となり風とふれあい

雨は川となり石・砂・泥・草花とふれあい

または花となり虫とふれあい

または生き物の体内へ行く流れとなり

菌とふれあい

川に流れ 海に流れ 塩に混ざり

空に昇り あゝ美しい世界

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もういいよ 責め合ったりなんて

もういいや 比べあったり

羨んでみたり 許せなかったり

もういいや

身体の宇宙を観て

何がキレイで汚いとかもう

誰に決められるというのか

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呼吸を思い出そう

こんな詩を読んでいたら

あなたもきっと心を込めた呼吸

忘れてしまっている

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優しい息で

ときを自在に

自分を心の上に置いて

”息”と書く

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心を込めて

ほら

自分が帰ってきた

身体の中にいるでしょう?

あなたが

目から見て 耳から聞く

肌で感じている

内側から 外側から

あなたがいる


世界なんてそもそも不思議


だからこそ

物語は生まれ

学び憧れ

哀しみと優しさを知る

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世界は美しい

それだけは忘れないよ 譲れないよ

ぼくの心の中では世界は今も美しい

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あなたも きっとそうさ

たとえ今 あなたに

世界はどのように見えていたとしても

必ず美しい本来の姿

あなたの前に輝きがまた現れる

——–

だから

優しい呼吸

そして一杯の美味しいコーヒー

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それはとてもとても贅沢なことさ

気の遠くなるような過去からの魔法のように

時代が時代なら

コーヒ一杯で国が色を変える

なんてこともあっただろうね

それくらいに隅から隅まで

味わって感じなきゃ

あゝもったいない

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