読書感想 自省録 マルクス・アウレーリウス著を読んで

衝撃の本に出会ってしまった。

子供の頃から読書を好んできたぼくは、多読なつもりでいました。

それでもこの歳になってやっとこういう本にめぐりあえるのかという本。

自省録 マルクス・アウレーリウス

第16代ローマ皇帝が書き残した日記。

12巻からなる備忘録。

戦場地で書かれたも日記。

マルクス・アウレーリウスの統治時代は洪水、飢饉・ぺスト・天災、

各地の反乱、敵の侵入、部下の離反など、ローマ繁栄に陰りがで始めた時代。

そんな激しい時代の中で、なんとか解決策を見出そうと自問自答した皇帝の思想に満ちた一冊。

一種の哲学書でもある。

生きている人類の中で最も尊い魂を持つ人物として称された皇帝マルクスアウレーリウス。

食い入るように読まされました。

生きているうちに善きことをせよと訴える。

生きているうちに善き人間であれと諭してくれる。

あたかも1万年も生きるかのように行動するな。

不可避のものが君の上にかかっている。

生きているうちに、許されている間に、

善き人たれ。

人生は短いものなのだと、若い頃は気づかなかった。

あたりまえだ。そんなふうに思えていたなら

この世界はもっと違う色になっていただろう。

そして自分が誠実に謙遜に、

善意を持って生活しているのを

たとえ誰も信じてくれなくても、

誰にも腹を立てず、

人生の最終目的に向かって、

導く道を踏み外しもしない。

その目的に向かって純潔に、

平静に、何の執着もなく、

強いられもせずに、

自ら自己の運命に適合して、

歩んで行かなくてはならないのである。

これからの1日を歩むための力強い言葉に満ちている。

いかなる行動もでたらめに行うな。

技術の完璧を保証する法則に、

従わずには行うな。

この本を手にしてからぼくは、毎朝25分必ず読み進めています。

今はもうすぐで二巡目が終わる。

きっとぼくはこの本をクタクタになるまで何度でも何度でも読み続けることだろう。

マルクス・アウレーリウスは人々に恵まれていた。

それでも強く心の孤独を生きたのだろう。

責任と使命と情熱が魂に点火し続ける姿。

善き人であれ。

自分の過去を紐解けば、どの一瞬一瞬も愚かなことばかり。

心も行為も言葉も。

それでもまだここで息をしている。

ぼくは、あなたは、彼は、彼女は、世界は

まだもう少しだけ許されている。

この一日一日に、何をできるだろう。

心が曲がり、良からぬニュースに惹きつけられそうなとき、

平和であるためにはどう生きるべきか。

孤独(ひとりい)で構わない。

たとえ善きことをと思って動くその全てが間違いだったとしても、

優しい呼吸と慈しみを。

ピエロはピエロなりに、球に乗って虹をかけよう。

この小さなアパートで。

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